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T・遭遇

「リジュエル!」
単独行動中のらんるの前に突然現れた、黎明の使徒・リジュエル。
「今回は壬琴の作戦で1対1のゲームなの。お前の相手はあたしだよ!」
問答無用に言い放つと、らんるに向けて杖からの光線を放つ!

「爆竜チェンジ!!」
らんるは横に転がりながら攻撃をかわし、掛け声とともにダイノブレスのボタンを押した!
ブレスの爆竜の口からダイノガッツが解放されると、分子状態のアバレスーツは瞬時に実体化する。
あらゆる攻撃から身を守ってくれるダイノファイバーでできた強靱なスーツが、らんるのしなやかな
ボディを包み込んでいく。
「勇気で驀進!アバレイエロー!!」
翼竜をモチーフとした黄色く輝く美しいスーツに身を包み、ポーズを決めるアバレイエロー!

「アバレイザー!」
間合いをおいて発射されたアバレイエローの攻撃を、難なく片手ではじき返すリジュエル。
そして、杖から放たれた光線がアバレイエローを襲う。
得意の高速移動で光線をかわしながら、アバレイエローは再びアバレイザーを放つ!
「ふん。無駄なことを・・・・なにっ!?」
それは直接リジュエルではなく、リジュエルの足元を狙ったものだった。

バシュ!バシュ!バシュウ!
白煙が上がり、リジュエルの視界を遮る。これこそ、らんるの狙いだった。
「今よっ!イエロー・フライングダガー!!」
アバレモードにチェンジすると、空高く飛び上がるアバレイエロー。
プテラダガーを構え、超高速の攻撃を仕掛ける!トップスピードで急降下しながらの連続攻撃!
これを受ければ、たとえリジュエルといえども無傷ではいられない・・・

U・捕獲

ドガッァァァ!!
「うああああっッ!」
悲鳴を上げたのはらんるの方だった。
そのプテラダガーの切っ先は、リジュエルには届かなかった。
リジュエルを目前にして、上空からの強烈な一撃で叩き落とされてしまったのだ。
「くっ…いったい、なにが…!?」
無様に墜落した姿勢から、上体を起こすアバレイエロー。
煙が晴れたときリジュエルの背後に立っていたものは、無数の触手と大木のような腕を持つ巨大な
トリノイドノだった・・・

「ふん、やってくれるじゃない…。お前、ウゼーんだよ!」
まだ起きあがりきっていないアバレイエローを、無数の触手が鞭の嵐となって襲う!
バシッ!ドカッ!バシュ!ビシッ!バシュ!ビシュ!ドゴッ!・・・・・・
「うわあっ!あああっっ!!はあああっっッ!!!うああああっっ!!!」
金属バットで殴られるよりも重い触手の殴打が、うつ伏せのまま無防備なアバレイエローの背中や
肩・頭を滅多打ちにする!
黄色く輝くアバレスーツは触手に打たれるたびに火花を散らし、らんるの体に大きなダメージを
与えてゆく。

さらに触手はアバレイエローの腕を絡め取り、空中に両手を広げた形で固定した。
そして数本の触手が絡み合い束になると、その極太の触手の一撃をアバレイエローのマスクに
横殴りに叩き込む!
ドガガァァァァッッッッ!!!!
「ぐはああアっっっッ!!!」
鎖の付いた巨大な鉄球を叩きつけられるような強烈な衝撃にマスクは粉々に砕け散り、
らんるの素顔が晒し出された。
傷だらけのアバレスーツを装着した素顔の樹らんる、というひどく惨めな姿にされてしまった
アバレイエロー。
だが、本当の責めはこれからだった。

V・被虐

再び、無数の触手による無慈悲な鞭打ちのスコールがはじまる。
ビシッ!バシッ!ビシュ!ドゴッ!ビシッ!ビシッ!バシッ!ビシュ!・・・・・・
・・・・・ドガッ!バシュ!ビシッ!ドシュ!バシッ!ドガッ!バシュ!ビシッ!・・・・・・
「あああっっ!!うああああああっっッ・・いやあああっ!ひぎゃああっっっッッ!!・・・
ぐはあああ!ああアアっっッッ!!!」
豊かな胸の膨らみ、くびれたウェストからよく締まった腹筋、女性らしいボディラインを作る肩、
鎖骨のシルエットが美しい首もと、大人の色気を醸し出すうなじから背中、さらにスカートに
守られたヒップまで・・・
体の前後からの二重奏で、無数の触手のリンチによって体中を滅多打ちにされるアバレイエロー!
一撃一撃がその体に叩き込まれるたび、激しい痛みによりアバレイエローの背筋はビクッと
張り詰め、光沢あるスーツには深い皺が刻まれてゆく。
露わにされた素顔も容赦なく打ちすえられ、その色白な素肌の頬を鮮血が染めた。

「くっ・・。はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
トリノイドの巨大な手がらんるの頭を鷲掴みにして、がっくりうなだれた顔を無理矢理引き起こす。
殴打の嵐が終わると、触手はアバレイエローの腹部と胸より上にちょうどバストを挟むように
幾重にも巻き付いた。
そして万力のような力で、アバレイエローを締め上げる!
ギュウウウゥゥッ!!!ギリギリギリッッッ!!!!
「ぐはあぁっ!く、苦しいぃっ!!あああぁぁぁっっッッ!!」

全ての肋骨をへし折るほどの耐え難い激痛に、ぐったりとぶら下がっていた足を激しくばたつかせ、
顔を仰け反らせてらんるは絶叫した。
首もとのスーツに刻まれた無数の皺とその額から滝のように流れ落ちる脂汗が、アバレイエローの
苦痛を示している。
ギリギリッッ!ミシミシミシッッッ!!
「あああッッ!!うわあああぁぁぁっッ!!!・・・がはっッ!!」
その唇からも鮮血が滴り落ちた。

W・処刑

普段でもスタイル抜群ならんるのボディだが、触手によってバストの上下を限界まで
締めつけられている。
そのため、中央にアバレンジャーのエンブレムを刻み込んだ黄色く輝くアバレスーツは、
はち切れんばかりのピチピチに張りつめられていた。
ボロ雑巾のように無慈悲に締め上げられ、悶絶するらんる・・・
その目の前で、鞭となっていた触手の一本が固く鋭い槍に姿を変えた。先端をエンブレムに
押し当て、スーツの感触と弾力を楽しむかのように胸の輪郭をなぞってゆく。
そして、締めつける触手によりその膨らみをさらに強調させられていたらんるの豊かなバストに
狙いを定めた。

「!!!」
ドシュ!グサッッ!!
鋭利な槍となった触手はアバレスーツをただのレオタードのように切り裂いて、その柔らかな
果実を串刺しに貫いた!!
「そ、そんなっ!?・・・いや・・・いや、イヤアアァァァッッーーー!!!」
触手で体を締め上げられる苦しみとは全く別の激しい痛みに、絶叫し悶絶するらんる。
女性として一番大切なところを、こんな残酷なやり方で無惨にも破壊されてしまった。
その精神的なダメージは計り知れないほど大きく、屈服を知らないその瞳からもついに大粒の涙が
こぼれ落ちた・・・

ドシュ!バシュ!!グサッ!ドシュ!!・・・
槍と化した触手が、次々とアバレイエローの手足を貫いていく!
「うあああっっ!あああううああああっっっっ!!」
太腿、二の腕、足首、手の甲・・・・・
触手は強靱なダイノファイバーで作られたアバレスーツをいとも簡単に突き破り、アバレイエローの
全ての手足を貫いた!
同時に胴体に巻き付いていた触手からは解放され、アバレイエローは手足と胸を貫く触手だけで
空中に持ち上げられていた。
貫通した触手に吊されることによる胸や手足を引きちぎられるような痛みと、大量の出血により
意識が遠くなる。
胸や手足から流れ出す鮮血が、まだ輝きを残している鮮やかなイエローのスーツを汚していく。
「ああ・・・・ぐうぅぅ・・・。で、でも・・・ま、負け・・られ・・ない・・・・」

「トドメだよ」
リジュエルの合図と共に2本の鋭利な触手がドリルとなり、激しく回転しながらアバレイエローの
腹部と背中を襲う!
一本はベルトのバックルに正面から突き刺さり火花を散らしながらバックルを破壊すると、そのまま
アバレイエローの腹を深々とえぐった!
らんるのしなやかな腹筋をズタズタに破壊しながら、背中のアバレスーツまで届く勢いで突き刺さる!!
もう一本の触手も背中の黄色いスーツを引き裂いて血飛沫を上げながら突き刺さると、胸の中央までを
一気に貫いた!
アバレンジャーの象徴である胸に輝くゴールドのエンブレムが、内側から突き上げられ盛り上がっていく。
そしてついにエンブレムを突き破った触手は、回転しながらボロボロになったスーツを
巻き込んでいった!!
「そっ、そんなあああぁぁぁ!!いやああああぁぁぁァァァッッッッ!!!うああああぁぁぁッッ!!!」
らんるの目は大きく見開かれ、とめどなく涙が流れ落ちる。
「うあああぁぁぁァァァッッッーーー!!!いやああああああああぁぁぁァァァッッッーーーーー!!」
触手にえぐられた腹部・背中そして胸からは、鮮血が噴水のように噴き出す。
「い、いやぁァァァ・・・あああぁぁァァ・・・・・がはっッッ!!!」
口からも大量の血を吐き出したらんる。

汚れたゴミでも捨てるかのように、トリノイドはアバレイエローを触手を振り払って投げ捨てた。
地面に強く叩きつけられたアバレイエローが、大地を赤く染めながら無惨にバウンドして転がる。
赤黒く血と土に汚れて、ズタズタになったアバレスーツに身を包んだ樹らんる。微動だにせず、
無力に無様に仰向けに横たわる。
血まみれのその胸を踏みにじるリジュエルの高笑いが、薄れる意識の中で遠くなっていった・・・

完

(文章提供…R-GRAY様)
  


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