ゲキイエロー

ゲキイエロー祭りSS ゲキイエロー蛸地獄

臨獣オクトパス拳の使い手コタと対峙するゲキイエロー。
コタの攻撃には威力がなく、圧倒的にゲキイエロー優勢のように思えた。

「たあああッ!スーパーチーター撃ッ――!!」
スーパーゲキイエローに変身したゲキイエローは超スピードでコタに必殺の一撃を叩き込む!
観客がいれば勝負ありと誰もが思ったであろう瞬間、コタはその無機質な目にはじめて
悪意に満ちた笑みを浮かべた。
「・・・!?」
「ククク・・・かかったな、ゲキイエロー!スピード自慢のチーターなど捕まえてしまえば
か弱い子ネコに過ぎんわ!」
なんと、ゲキイエローの腕はスーパーゲキクローごとコタの軟体なボディの中に深くめり込み、
完全に身動きが取れなくなっていたのだ。たちまちコタの蝕腕がゲキイエローの四肢を絡めとり、
その体を磔のように固定する。
「臨獣オクトパス拳の関節技、その体で味わうがよい!」
絡みついた蝕腕はゲキイエローの手足を万力のように締め上げながら、あり得ない方向に
限界までねじ曲げてゆく。肩・肘・股関節・・・体中の関節が可動範囲を超えた負荷にミシミシと
悲鳴を上げる!
「う、うわああああアアアアアアアアアァァァッ――――――!!・・か、肩がアアアァッ!」
ベキッ!ゴキッ!・・・力ずくで外された肩の関節が発した鈍い音をゲキイエローの悲鳴が掻き消す。
さらにコタは体にめり込んだスーパーゲキクローを取り出すと、しなる鞭のように鋭利な爪を
ゲキイエローのマスクに叩き込む!
ガッ、ガッ、ドガッ!!ガッシャーン!!
しかし、砕け散ったバイザーの中で額から血を流しながらもランの瞳は毅然とコタを睨みつける。
「ほう。まだそんな目をすることができるか。ならば、二度と戦うことができぬようその心まで
壊してくれるわ。邪魔の入らぬところでな。ククク・・・」
ゲキイエローを抱えたまま、コタは海中にその身を躍らせる。
ジャンたちが駆け付けたときには、僅かに血のついたスーパーゲキクローと散乱したバイザーの
破片が残っているだけだった・・・

戦いの場を海中に移したゲキイエローと臨獣オクトパス拳のコタ。
マスク内は破壊されたバイザーから流れ込む海水で満たされていたが、口元に装着された非常用の
酸素マスクでゲキイエローはなんとか溺死を免れていた。痛みと苦痛だけではゲキイエローを敗北させる
ことはできないと理解していたコタは、おもむろにスーツのスカート部分を捲り上げる。
(・・・なっ!・・いったい、なにを!?)
ビリビリビリビリイイイィィィッ――――――!!
コタはその蝕腕と吸盤を器用に使い、ゲキイエローのスーツを股間部分で引き裂いてしまったのだ!
状況を察したランの顔から血の気がひいてゆく。これまで厳しい修行にも耐えてきたし、
どんな苦しい戦いにも負けない覚悟はあった。しかし、女性としての辱めを受けるのがはじめての
ことであるランには動揺を隠すことすらできるはずはなかった。
「がっ!・・ゴボッ、ゴボッ!!・・・や、やめっ・・・・・いやああああアアアァァァッ――――!!」
水中であることすら忘れて悲鳴を上げるランの口から酸素マスクが外れて、大量の泡が水中に
あふれ出していく。
  タコは固く閉じた二枚貝の殻を怪力でこじ開けて、その中身を捕食するという。今まさにランは
ゲキイエローの姿のままに、その秘貝をおぞましい臨獣にむさぼり食われつつあった。
ランの秘貝をこじ開けて奥深く侵入した蝕腕はスーツごしでも波打つ腹部がわかるほどに
ゲキイエローの体内を掻き回し、その子宮の中で大量のタコの精を放つ。溢れた白濁液が局部から
煙のように立ち上ってゆく。さらにコタはスーツやマスクの中にまで蝕腕を侵入させ、胸を揉みしだき、
菊門をもこじ開けて血を流し、顔をその吸盤で汚してゆく。体の内側と外側を同時に責められ想像を
絶する辱めをうけるゲキイエローは、水中で流れ落ちない涙を流し、声にならない叫び声を上げるしかなかった。
「ククク。仕上げはキサマの激気を残らず食らい尽くしてくれるわ。」
体内深く侵入した蝕腕から、四肢や乳房・顔面に張り付いた吸盤から、ゲキイエローの激気が
たちまち吸い取られてゆく・・・
(か、体から力が抜けてゆく・・・みんな、ごめん・・・あたし、もう・・・・)

その後、食べかすのように捨てられた瀕死のゲキイエローは拳聖シャッキーの支援を受けた
ジャンたちに溺死寸前で救出された。が、体中の関節を破壊され、完膚無きまでに心を折られて、
激気を奪い尽くされたランが再び戦える状態に回復する日が来ることは二度となかった・・・

完
        

(文章提供:R-GRAY氏)

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