ゲキイエロー祭りSS 千拳万打編 速さ自慢の獣拳使いが「己の体を懸けて挑む勝負」である『千拳万打』。 この言葉どおり、敗者はその身のすべてを勝者に委ねなければならないのだ。 そして五毒拳拳士、臨獣センチピード拳のカデムとの「千拳万打」に破れたゲキイエローは・・・ ジャンたちの前に磔で晒されたゲキイエロー。 マスクをリリースされたその素顔は汗と涙にまみれ、ポニーテールもほどけている。 黄色いスーツにはいたるところ汚れがこびりつき、咥えさせられた口枷から溢れる涎が 胸の谷間を流れてゆく。 「カカカ…なかなか、いいカラダしてるじゃねぇか。」 スーツの感触を楽しむかのように、ゲキイエローの全身を撫で回すカデム。 その毒々しい指先がゲキイエローの美しい胸の曲線を、スカートに守られた秘部や 引き締まった臀部を汚してゆく。 「キサマは敗北した!つまり、俺様の玩具になったんだよ!」 「・・・!!・・・・・んんんん!!・・・・!!!」 声を発することも許されないランは、屈辱の涙を流しながら首を振り唸り声を上げるしかなかった。 「玩具にも飽たし、そろそろ仲間のところに返してやるぜ。・・・スクラップにしてからな! センチピード拳、奥義億万掌!」 ジャンたちの目の前で、無防備なゲキイエローに放たれるカデムの光速の拳! ガッ!ガガガガッ!!ダダダダダダッ!!!ドドドドドドドドッ――――!!! 磔にされたゲキイエローの胸・腹・腰・二の腕・太腿、そして顔面にまで・・・毎秒百発の拳が 叩き込まれる!一撃一撃がしなやかに鍛えられたランの筋肉を寸断し、その美しいプロポーションが 作り出す曲線を無惨な姿に壊してゆく。 「・・・が・・・あがっ・・・ふごッ・・・はがッ・・・」 手足を拘束する金具も口枷も吹き飛び、嵐のような連打の前に倒れることもできず悶絶するゲキイエロー! カデムがとどめに放った毒を込めた拳がゲキイエローの胸の中央、その谷間深くに突き刺さる! ・・・ドシュッ!! 「あがッ!!!・・・あアアァァァ・・・・」 どろりとした大量の血を吐きながら両膝を着き、傷だらけの胸を両手で庇いつつくの字に崩れ落ちるラン・・・ 胸や喉を潰されて声を失ったランは助けを求めることもできず、血まみれのその掌でなにかを つかもうとするばかりだった。 完 (文章提供:R-GRAY氏)
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