ボウケンピンク


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 技術の進化は日進月歩である。
だが、その恩恵を受けるのが、正しき者たちとは限らない。
ガジャやクエスターなど、多くのネガティブシンジケートは滅びたが、
人の欲望が尽きない限り、彼らの根もまた尽きることはない。

 とある遺跡のプレシャスを回収する、ただそれだけの簡単な任務。
故に今回はピンク単独での行動となっていた。他のボウケンジャーたちは
別の困難な任務に駆り出されていたのだ。
 そこで、ピンクは出会ってしまう。サージェスの技術をもはるかに超えた
超技術を持った、未知のネガティブたちと。
 恐らく相手は末端の構成員、いわゆる「戦闘員」であっただろう。
だが、彼らがまとう強化スーツの前に、彼女の武器は一切通用しなかった。
そしてピンクは、ただの戦闘員の前になす術もなく敗れた。
 無様な負け犬を好き放題に弄ぶ戦闘員二人。そしてついに、彼女は
破瓜のときを迎える。
 秘部から流れ落ちる赤い血。その激痛よりもさえ痛い、ズタズタに引き裂かれた心。
通信手段は最初に奪われてしまっていた。単独任務のため助けも期待できず、
彼女は戦闘員たちが飽きるまで嬲られ続けた。
 そして、そのまま何処かへと連れ去られてしまう…
 …彼女が仲間たちのもとに戻ることは、二度となかった。
 




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