「第6話 ハサミとくの一 Another story」

「ハリケンブルーを倒したほうが宇宙一のくノ一を名乗れるっていうのはどう?」
フラビージョとウェンディーヌのゲームのターゲットとされたハリケンブルー。
蜂忍法・8の字殺法、蛇忍法・あやかしの術、と暗黒七本槍の奥義に翻弄され手
も足も出ない。
頼みの綱のレッドとイエローは縁切り忍者シラーンスの策にかかり、お互い力尽
きるまで死闘を繰り広げていた。

孤立無援のハリケンブルーを二人の暗黒七本槍が容赦なく襲う。
フラビージョとウェンディーヌから放たれた光弾と光の蛇に前後から挟み撃ちに
され、シノビスーツが派手な火花を上げる!
バシュッ!バシュゥッ!!
「うあぁァッッ――――!!」
もはやスーツの防御力も七海の体力も限界に近づいていた。
間髪入れずに、ウェンディーヌの剣が襲いかかる!
ガキッ!バシッ!ガッキーン!
「あうっ!ああっ、疾風丸がっ!!」
ウェンディーヌの剣が疾風丸をはじき飛ばし、ハリケンブルーを斬り付けた。
ドガッ!ザクッ!!バシュゥッッ!!
「はあっ!あうっ!うわあぁっ!」
耐久力の限界を超えたシノビスーツは、爆発を起こしながら次々と切り裂かれて
いく。
その斬撃は青く輝くスーツの下の、白いインナースーツにまで達していた。

「いいわねえ、ウェンディーヌ。今度はア・タ・シ。8の時殺法!あ〜んど疾風
丸!」
再び目にも止まらぬ超スピードで回転しながらの連続攻撃!
しかもフラビージョの手には、なんとハリケンブルーの疾風丸が握られていた!
バシュ!バシュ!バシュ!バシュ!バシュ!バシュゥゥ!
「うわあぁぁ!!や、やめ・・・はうっ!がはっ!うわああああ
あぁぁァァァッッ―――!!!」
先ほどを遙かに上回る切れ味の攻撃がハリケンブルーを切り刻んでゆく!
グワッシャ―――ン!
「ぐはぁっッッッ!!!」
その一撃によってマスクも真っ二つに割れ落ち、七海は意識を失った。
「あれえ、気を失っちゃったよ。これからどうするの?」
「決まってるでしょ。くの一が敵に捕まったら拷問よ。うふふ」



数時間後、要塞センティピードには十字架に磔にされた傷だらけのハリケンブルーの 姿があった。 「きゃああ!ぐはああっ!!あああああぁぁぁァァァ―――!!!」 責めの跡と涙でぐちゃぐちゃになった素顔の七海が絶叫する。 青く輝くシノビスーツはズタズタに切り裂かれ、下半身のスカートも引きちぎられて ほとんど無くなっている。 シノビスーツの内側で七海のボディを守る白いインナースーツもいたるところで 破られ、豊かな胸元やへそ、セクシーな太腿は無惨に衆目に晒されていた。 「はあ、はあ、はあ・・・。くッ、私を・・・私をどうするつもり!?」 「うふふふふ」 「ハリケンブルーを拷問でたくさん苦しめた方が、宇宙一のくノ一を名乗れるって いう勝負なの。おもしろそうでしょ?」 ハリケンブルーの地獄ははじまったばかりだった。 (文章:R-GRAY氏)


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