ハイランダー

居住地域 ソフィア領ハイランド地方
人口約2万人
使用言語エオル語
生物学的特徴 青い髪で、瞳は赤い。堀は浅く、鼻は低い。肌は黄色っぽい。
体格は小柄な者が多い。我々の世界で言う"東洋人"に近い。
文化的特徴 峻険な山岳地帯で暮らすため、生活に不可欠な存在として飛竜と共存している。
ハイランドは高緯度で、標高もかなり高い故に極寒の地であるため、服は
寒さに強い飛竜の革や羽毛を使用している。
食性は雑食で、比較的低地に作った畑で農作物を栽培し、山に住む動物の肉なども
食する。
飛竜は彼らにとって友人であり家族であり、また神聖な動物であるため、決して
狩ったりすることはしないが、死んだときはその肉を内臓まできれいに食し、
毛皮を剥ぎ、骨は削って道具として使用するなど、ひとかけらも無駄にしないように
している。逆に人間が死んだ場合は竜の巣に遺体を放置し、飛竜に食べてもらう
”竜葬”が行われている。
10の部族からなる部族制社会で、それぞれの部族は族長のもとに一つの村落を
形成し、民族全体の意思決定は族長の合議で行われる。
メリュジーヌ教に取り込まれるにあたり、族長=村長=司祭という階級となっている。
ハイランダーは俗称であり、彼らの言語、エオル語では”竜人”をあらわす”リキア”と
呼んでいる。パルミラ人としての名前のほかに、リキアとしての名も持っており、こちらは
”真名”(まな)と呼ばれ通常は両親と自分、その結婚相手しか知らない。
属するキャラ エリーゼ・アグストリア(真名:アリアマルト…”優しき炎”の意)
マウナキア・アグストリア(真名:マルティエンラ…”炎の守り”の意)
*マウナキアの父はハイランダーとクルエル人のハーフで、特徴的にはクルエル人の
色が濃く、マウナキアも髪の色だけその特徴を受けついでいる。

シエラ・グランベル(レンスター)(真名:フィリルサ…”美しき花”の意)
*シエラの父はハイランダーではなく、彼女の生まれもハイランドではない。



ケフェル人

居住地域 中部全域・西部東方
人口約1億人
使用言語ケフェル語(共通語)
生物学的特徴 金髪で、瞳の色は様々だが緑か青が多い。。堀は深く、鼻はかなり高い。
顔の輪郭はシャープ、肌は赤みがかった白。体格は比較的大柄。
文化的特徴 中部の主流民族であり、同時にパルミラ全体の主流民族。
かつての古代魔法文明の時代には市民階級であり、当時から最も人口の多い民族だった。
支配階級であった古代パラス人は天変地異による崩壊でほぼ絶滅したが、人口の多かった
ケフェル人は生き残り、文明の高度な知識、技術を受け継ぎ現在のパルミラ繁栄の基礎を築いた。
故に自分たちは洗練されている、人類として他民族より優れている、と言う意識が精神の根底にある。
そのように傲慢に陥りやすい面はあるが、探究心旺盛で常に向上を求め、新たなるものを生み出すことに
最も長けた民族である。
属するキャラ セシリア・ミルディン
リフィル・ミルディン
イレーネ・フリードリヒ
マルカ・フリージ



クルエル人

居住地域 東部全域
人口約七千万人
使用言語クリュー語
生物学的特徴 赤髪で、瞳の色は主に青。堀は比較的深く、鼻も比較的高い。
顔は基本的に丸顔が多い。肌は赤みがかった白。体格はかなり大柄。
平均身長は男性で195cm、女性でも180cm。ゆえに巨人族と呼ばれた時代も。
体の大きさのせいなのか、おおらかでのんびりした性格の者が多く、
争いをあまり好まない傾向にある。
ただし、中には異常な凶暴性を示す者たちもごく一部存在する。
文化的特徴 東部はごく一部の少数民族を除き、ほぼすべてクルエル人で占められる。
頑強な肉体を持つが性格は穏やかで争いを好まず、古代魔法文明の時代には奴隷として
扱われていた。文明崩壊後は生き残りが集まって現在の東部中央当たりに集住、そのまま
土着した。
基本的には農耕民族で、かつては肉を口にしなかったが、奴隷時代に飢えからネズミや野良犬
などの肉を食らうようになり、現在でも農作物のほか肉食も行われている。奴隷としての
ストレスや食習慣の変化からか、そのころから異常な凶暴性を示す者も現れ始めた。自由な
身分となった現在でもそのような者はごく稀に現れることがある(作中の時代ではバルバレラ
などがそれに当たる)。
属するキャラ ジャミル・レフカンディ
*ジャミルはエルフの血を半分引いているのでクルエル人の中では
かなり小柄(それでも170cmあるが)

バルバレラ・ヴェルトマー



ルード人

居住地域 西部北方・西方
人口約五千万人
使用言語ルディア語
生物学的特徴 髪は緑色で、瞳の色は様々。ウェーブがかかった髪質の者が
圧倒的に多い。それ以外の肉体的特徴はケフェル人と大差ない。
文化的特徴 西部北方に多く見られる民族。ケフェル人とは近縁である。
古代魔法文明時代は文明の国家に属さず、現在のパルミラ以西の諸王国のある
場所で遊牧をして暮らしていた。文明崩壊後にその勢力を東方へと伸ばし、生き残りの
ケフェル人たちを大いに脅かしたが、その後はメリュジーヌ教に改宗、パルミラ成立後は
ケフェル人、クルエル人とともにパルミラの3大民族を構成するようになった。
現在も西方の諸王国と交易をし、またパルミラ全土で手広く商業活動を行っており、
商業感覚に優れた民族である。
属するキャラ エーヴェル・レンスター
*エーヴェルの母はおそらくルード人ではないと思われる。
その特徴がまっすぐな髪質にあらわれている。

デュラン・ユングヴィ



マー人

居住地域 パルミラ全域
人口約一千万人
使用言語チュンウェン語
生物学的特徴 黒または茶色い直毛で、瞳の色は様々。肌は黄色みがかった色で
体格は小柄。堀は浅く鼻は低い。目は切れ長でつりあがった者が多い。
ハイランダー同様我々の世界で言う”東洋人”的だが、あまり近縁の民族ではない。
文化的特徴 パルミラ成立当初、はるか東方の大陸から移民してきた者たちの子孫。
パルミラのあるエウリード大陸とはまるで異質な文化を持ち、特に民族で集住する
ことはせず、数〜数十家族程度の単位でパルミラ全土のみならず大陸中に散らばっている。
どこにいても東方より持ち込んだ独自の文化をかたくなに守り続ける。ルード人とともに
商人として活躍する。
民族の名の由来は彼らの衣服に使われる布の名である。
属するキャラ ジャッキー・エルレイン
*ジャッキーはまだ赤ん坊の頃に暗殺組織にさらわれたため
名前はなかった。この名は師匠になったデュランがつけたもので、
マー人の名前は他とちがう独特の響きを持つ。



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