「今日も始まりました。CCクッカーのお手軽クッキング。今週はなんと特別編
クック。
 実は先日、時間を駆け巡り食材を手に入れている私の知り合いから珍しい食材を手に
 入れたからクック その食材はこれクック」
奥から布をかけられた大きなワゴンが運ばれてきた。布を取るクッカー。
「ターボピンククック 前から1989年にいい食材が存在するということで罠を
 仕掛けて待ってたところ今回見事に生け捕りに成功したクック」
「あなたたち何なの私をここから出しなさい!!」
檻の中で後ろ手で足も縛られた状況であるが”負けない!!”という意思が伝わって
くるような威勢のいい声を上げるターボピンク。しかし、お構い無しに説明を続ける
クッカー。
「さて、今回作る料理はポップコーンでクック せっかく、いい食材なのに勿体無いと
 思うかもしれないクック でも、一番合ってるクック ターボピンクは現役の高校生で
 育ち盛り、それに足は肉付き良くお尻はキュと引き締まっていて文句の付け所のない
 スレンダーな身体の持ち主クック そんなターボピンクをポップコーンにすることは
 贅沢な食べ方クック では、作っていくクック」
大きなフライパンとゲンコツぐらいの大きさの宇宙トウモロコシの粒、そして、液体の
入った注射器が運ばれて来た。
「調理を始める前にターボピンクに下準備をするクック」
両脇を抱えられ運び出されるピンク。そして、ピンクに注射をしようとするクッカー。
打たれまいと必死に身体をくねらせて抵抗するが押さえつけられ打たれてしまう。
「普通にターボピンクを熱しても何の変化もないクック そこで今打った液体は身体の
 仕組みをトウモロコシと同じようにしてしまうものクック これでターボピンクに熱を
 加えると身体が膨らんでくるクック」
そうゆうと、フライパンに油を薄く引き、中火にして熱し始めた。
「フライパンが温まって来たところでトウモロコシとターボピンクを入れるクック」
「熱い!!!!!!」と叫びながら魚のように身体をバタバタさせるピンク。
「これで蓋を閉めて弾ける音がし出すまで軽く振り続けるクック」
しばらくして、弾ける音がし出し動かす手を止めるクッカー。
「これで音がしなくなったいいクック」
そのころ、フライパンの中では予期せぬ事態が起こっていた。なんと、弾けたポップ
コーンがピンクの身体に当たりスーツが火花を散らしていたのである。ポップコーンとは
いえ拳大の大きさの物体が当たるのには変わりなく殴られているような衝撃があるようで
ピンクは当たるたびに声を上げていた。何度か当たっているうちにスーツがボロボロに
なりだし配線が飛び出し穴が開いてインナーが見え出した。だが、またも予期せぬことが
起こり出した。ついに、ピンクの身体が膨れだしたのである。お腹の辺りがどんどん膨れ
て来て、みるみるうちにピンクの風船が出来上がった。そして、追い討ちをかける様に
スーツが膨れの勢いに耐え切れず、なんと変身が解除されてしまったのである。
あまりのことに驚く制服を着たお腹がパンパンに膨れた森川はるながそこにいた。
お腹の膨れはなんとか止まったが弾けるポップコーンの拳の嵐は続く。当たる度に、
スーツがない分威力が大きくなったのか、うめき声も大きくなっていた。
しばらくして、弾ける音が大人しくなってきた。
「さて、開けてみるクック」蓋を取り中を確認するクッカー。
おいしそうな匂いを上げるポップコーンが出来上がっていた。その中にはポップコーンと
違い、女の子というような甘〜い匂いを上げるはるなポップコーンもあった。
「このポップコーンをボールに移し荒熱を取るクック その間、もう一度フライパンを
 熱してキャラメルソースを作るクック そして、それをポップコーンと絡めるクック」
キャラメルソースを手際良く絡めるクッカー。
「これを皿に盛り付ければ完成クック キャラメルが足りない場合はキャラメルソースを
 付けて食べるといいクック」
キャラメルがいい具合に絡まったおいしいキャラメルポップコーンが出来上がった。
そして、頭や顔、制服や太ももなど身体中一杯にキャラメルソースをまとったはるなの
姿もそこにはあった。
        




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