終わりの見えない輪姦劇の中、新たにこの部屋へ連行されたヒロインは、モモレンジャー、ダイナピンク、ピンクフラッシュ、
 ピンクターボ、ファイブピンク、オーピンク、メガピンク、デカピンク、ゴーオンイエローの9人。
 怪生物にエネルギーの殆どを奪われ、抵抗する力を失った彼女達もこれまでのヒロイン同様、容赦無い陵辱の渦に叩き込まれるかと
 思われた。が…現実は更に凄惨な物だった。怪物達は彼女達に対して、目を覆いたくなるほど拷問を開始したのだ。まるで西洋の
 魔女狩りのように…。


「うわぁぁぁっ! あ、足、私の足がぁ…うぁぁぁっ!」 
「ひっ、ひいぃぃぃっ! おねが、お願い、やめてぇ!」
 部屋中に響くピンクフラッシュとダイナピンク…いや、ルーと立花レイの悲鳴。
 マスクを剥ぎ取られた後、触手で両腕を縛られ、宙吊りにされた彼女達の両足には、それぞれ奇妙な器具が取り付けられていた。
『スパニッシュ・ブーツ』と『膝砕き器』。共に中世ヨーロッパで使われていた拷問具だ。
 2人の両脛と両膝に取り付けられた2つの拷問具は、万力の要領で2人の脛と膝を締め付け、内側にビッシリと生えた鋭い突起を食い込ませていた。
「ぐぅぁぁぁっ! ひ、ひぃぃぃぃぃっ!」
「がぁぁぁぁっ! う、うぁぁぁぁぁっ!」
 これまでに体験した中でも最大級の痛みに、悲鳴をあげるルーとレイ。やがて―
「うぎゃぁぁぁぁぁっ!」
「いぎぃぃぃぃぃぃっ!」
 一際大きな悲鳴が部屋に響いた。2人の足に食い込んでいた突起が、ついに強化スーツやブーツに穴を開け、2人の肌を突き破り始めたのだ。
 だが、拷問具は止まらない。2人の悲鳴をBGMに締め付けを続け―

 ミシミシミシ…グシャァ!
 メキメキ…グシャァ!
 
 遂に2人の両脛と両膝の骨を砕いてしまう。
「うぁぁぁぁぁっ! あ、足、私の足がぁぁぁっ!」
「ぎゃぁぁぁぁっ! ひ、膝…膝が…うぁぁぁっ!」 
 骨を砕かれ、最大級の悲鳴をあげる2人。同時に器具が勝手に外れ、破壊されたレイとルーの両脛、そして両膝が露になる。
 強化スーツとブーツに無数の穴が開き、血塗れになった2人の足。それはまるでヒロイン達の運命を暗示しているようだった。
 


「きゃぁぁぁっ! や、やめてぇ!」 
 ダイナピンクとピンクフラッシュの両足が破壊されようとしていたのと同じ頃、ファイブピンク=星川数美にも激しい拷問が行われていた。
 マスクを剥がされ、両手を拘束された数美は、角が刃のように研がれた三角柱を5つ並べた台座の上に正座させられ―

 ズン!

 太腿の上に巨大な石板を乗せられていた。江戸時代に行われていた拷問の1つ『石抱』だ。
「う、うぅぅ…」 
 50kg近い重さの石板を乗せられた事で、数美の脛に三角柱が食い込んでいく。
 この程度の痛み、強化スーツが万全ならどうということはない。だが、エネルギーの殆どを吸い取られた今の強化スーツでは、痛みの軽減など
 まったく望めない。両足を襲う苦痛を必死で耐える数美だが―

 ズズン!

 怪物は無慈悲にも2枚の石板を一気に追加した。150kg近い重量が、三角柱を深く食い込ませ、容赦なく数美の足を傷つける。  
「うあぁぁぁっ! ぎっ、あぁぁぁっ!」
 猛烈な痛みに叫び声をあげながら、上半身を大きくのけぞらせる数美。そんな数美の姿が面白いのか、怪物は―

 ズン!

 更に1枚の石板を追加し、自らの足を使って石板を前後に動かし始めた。
「ぎゃぁぁぁぁぁっ! も、もうやめてぇぇぇっ! うあぁぁぁっ!」
 更なる苦痛に涙を流し、髪を振り乱して叫ぶ数美。既に両足の強化スーツは破損し、三角柱が深く食い込んだ生身の脛からは、大量の血が流れ出ていた。





 素顔を晒した状態で触手に両手を縛られ、宙吊りにされたモモレンジャー=ペギー松山。その背中に―

 ビシィッ!
 ビシィッ!
 ビシィッ!

 容赦なく打ちつけられる鞭。それもただの鞭ではない。革鞭に金属の棘をつけて殺傷力を高めた…俗に『サソリ鞭』と呼ばれる特別製の鞭だ。
「いぎっ! ぎゃぁっ! ぎあぁっ!」
 鞭が背中に打ちつけられる度に悲鳴をあげるペギー。怪物は下卑た笑みを浮かべ、更に鞭を振るっていく。

 ビシィッ!

「ひぃぃぃっ!」
 鞭が命中してペギーが悲鳴をあげる度に、強化スーツの表層部分、桃色に輝く強化繊維が弾け飛び、その下の内部メカが露出し、破壊されていく。

 ビシィッ!

「ぎぃぁっ!」
 やがて、白いインナースーツが覗きはじめるが、それも一瞬の事。鞭が振るわれる度にインナースーツは散り散りに破壊され、遂にペギーの背中が
 露になる。次の瞬間!

 ビシィッ!

「ぎゃぁぁぁっ!」 
 ペギーの背中に鞭が炸裂! 命中した箇所の皮が剥がれ、肉が裂けて、血が飛び散る。

 ビシィッ!
 ビシィッ!
 ビシィッ!

「いぎっ! ぎゃぁっ! ぎあぁっ!」
 何度も鞭で打たれ、ズタズタにされていくペギーの背中。ペギー自身も何度か気絶しそうになるが― 

 ビシィッ!

「ひぃぃぃっ!」 
 その度に鞭打たれ、その激痛で無理やり覚醒させられる。怪物が鞭打ちに飽きるまで地獄のような時間は続いた。





「いやぁぁぁっ!」
 三角木馬に無理やり跨らせられ、股間を走る激痛に悲鳴を上げるメガピンク=今村みく。
 何とか痛みから逃れようと体をよじるが、それは体重を股間に集中させる結果となり、木馬の背はどんどん食い込んでいく。
「うあぁぁぁっ! あぁぁぁ…いやぁぁぁっ!」
 逃れようのない激痛に、悲痛な叫びをあげる事しかできないみく。だが、その様子を見物していた怪物達は、慈悲の心など持ち合わせていなかった。

 カチャリッ!

 手早い動きでみくの両足首に足輪をはめ、そこに数十kgはあるであろう重りを繋げていく。それによりますます激しくなる股間への食い込み。
「ぎゃぁぁぁっ! やめ、やめてぇ! か、体が! 体が裂け、裂けるぅ!」
 髪を振り乱し、顔を汗や涙でグシャグシャにしながら泣き叫ぶみく。それで痛みが和らぐ訳ではないが、声を出さずにはいられなかった。

 バシィ!

 そんなみくの背中に走る鋭い痛み。怪物の1体が、棒のような物でみくの背中を叩いたのだ。
「い、今のは………」 
 その正体を知った時―
「そ、それって…」
 みくは言葉を失った。棒のような物の正体は、ゴーグルピンクの武器『ピンクダイヤバトン』だったのだ。

 バシィ!
 バシィ!
 バシィ!

 ピンクダイヤバトンを振るい、みくの背中を滅多打ちにする怪物。
「うっ! あっ!くぅっ! いやぁ!」 
 股間と背中。容赦のない激痛に苛まれ続けるみく。
 マスクを剥がされた以外、強化スーツに破損はないが、エネルギーが切れた今の状態ではダメージコントロールなど望める訳もなく、
 痣だらけになった背中を見られない事だけが幸運だった。
 しかし、怪物達が更なる暴虐を行わない保証はない。みくは痛みに耐えながら、この悪夢のような時間が早く終わる事を願わずにはいられなかった。



「う、うぅ…」 
 触手で逆さ吊りにされた状態で、かすかに呻き声をあげるオーピンク=丸尾桃。
 その全身を包んでいる桃色の強化スーツは、生身の方が多いと言えるまでズタズタに破壊されており、マスクに至っては粉々に破壊され、
 その破片を床に撒き散らしていた。
 怪物達が捕らえたヒロイン達から奪い取った数多くの武器。その威力を試す為の標的として、オーピンクは利用された。
 強化スーツだけでなく、軍人として相応しいレベルにまで鍛え抜いた桃の肉体を徹底的に破壊し、あちこちへ散っていく怪物達。
『お、終わった…の……』  
 怪物達が自分の周りからいなくなった事に気づき安堵する桃。だが、それはホンの一瞬に過ぎなかった。
『な、なに…この熱気…』 
 猛烈な熱気を背後に感じ、必死に体を捩じらせる桃。なんとか体の向きを変えて熱気の正体を確認する。そこには―
「な、なによ…それ…」
 先端が真っ赤に焼けた鉄棒を手にした怪物の姿があった。
「見ての通りだよ…何をするか、わかるかなぁ?」
 そんな声と共に一歩、また一歩と桃へと近づく怪物。
「ま、まさか…」
 その姿に最悪の展開を予想した桃は、必死に体を捩じらせて逃げようとするが、自身の足に絡みついた触手はビクともしない。
「お、お願い…それだけは…それだけはやめて! お願いだから!」
 目に涙を浮かべ必死に懇願する桃。だが、怪物はその声を無視して、真っ赤に焼けた鉄棒を桃の背中に押し付けた!

 ジュゥゥゥゥゥッ!
 
 肉の焼ける音と共に焼け爛れていく桃の背中。そして―
「うぎゃぁぁぁぁぁっ! はぁぁぁぁぁっ! 焼け、焼けるぅぅぅっ! ぎゃぁぁぁぁぁっ!」
 部屋中に響く桃の悲鳴。怪物はその悲鳴を楽しそうに聞きながら、今度は鉄棒を桃の右胸に押し付けた!

 ジュゥゥゥゥゥッ!
 
 背中同様、無残に焼け爛れていく桃の右乳房。
「ぎゃぁぁぁぁぁっ! む、胸がぁぁぁっ! ぎゃぁぁぁぁぁ!」 
 自慢であった胸を焼かれ、絶望に支配されていく桃。この後、怪物が桃の尻や足をも焼いていく事を…彼女はまだ知らずにいた。 





 桃がその体を無残に焼かれていた頃、デカピンク=胡堂小梅も―
「あうっ…! げほっ! ごほっ!」
 マスクを剥がされ、触手で逆さ吊りにされた状態のまま、水責めを受け続けていた。
 巨大な水瓶の中に満たされた冷水の中に沈められ、窒息寸前で引っ張り上げられる。
「げほっ! はぁっ、はぁっ…」
 水を吐き出しながら、必死に息を吸う小梅。だが、呼吸が殆ど整わないうちに再び水の中に落とされる。
 凍りつく寸前にまで冷やされた水が『痛み』となって襲い、小梅は触手に絡め取られた全身を激しく震わせる。やがて―
『も、もう…だ、め…』
 冷水の中で意識を失う小梅。
「チッ、気絶しやがったな…」
 それに気づいた怪物はすぐさま小梅を引っ張り上げ、血の気の引いた小梅の顔を叩き始める。
「………」
 しかし、完全に意識を失った小梅はピクリとも動かない。すると、怪物は前以て奪っておいたディーナックルを強化スーツに包まれた
 小梅の背中に押し当てた。

 ズバババババッ!!

「みぎゃぁぁぁぁぁっ!」 
 全身を走る高圧電流に無理やり覚醒させられる小梅。
 それを見た怪物は、すぐさま水責めを再開する。
 気絶する事も許されず、小梅は何度も何度も地獄のような苦しみを味わわされた。






 同じ頃、ゴーオンイエロー=楼山早輝は、部屋の一角に用意された奇妙な装置の中に閉じ込められていた。
「出して! ここから出してよ!」
 装置の壁を必死に叩く早輝だが、強化スーツのパワーが尽きている状態では、装置の壁を壊すどころかヒビ一つ入れる事も出来ない。
 やがて―

 シュゥゥゥゥゥッ! 
  
 装置のあちこちから高温の蒸気が噴出し始めた。瞬く間に上昇していく装置内の温度と湿度。その蒸し暑さはサウナの比ではない。 
「あ…暑い…」
 顔中に玉のような汗を浮かべて苦しむ早輝。既に強化スーツに包まれた体は汗まみれになっており、ひどく気持ち悪い。
「さ、早輝…」
 その時、消えそうな声が早輝の耳に届いた。暑さでクラクラするのを必死で耐えながら、声の主である相棒『ベアールV』の
 炎神ソウルを手にする早輝。
「ベアール…」
 強化スーツのパワーを吸い取られた際、ベアールVもパワーの殆どを奪われ、黄色く輝いていた炎神ソウルは無残に色褪せていた。
「ベアール…」
 相棒の名を再び呼びながら、炎神ソウルを抱きしめる早輝。
「早輝…ご、ごめんな…ウチ、こ、こんな時に…な、何も…出来ん」
 途切れ途切れになりながらも、必死に謝罪の言葉を口にするベアールV。エネルギーの殆どを奪われ、文字通り瀕死の状態では
 これが限界だった。
「諦め…ない、で…スマイル、スマ…イ、ル……」 
 相棒を必死に励ましながら、床に崩れ落ちる早輝。暑さと脱水で限界寸前の彼女だが、それでも高温の蒸気は容赦なく浴びせられる。
『このまま…蒸し焼きにされちゃうのかな……』 
 ふと、そんな事を考えてしまう早輝。そのまま彼女の意識は闇へ落ちていった。



「きゃぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 甲高い悲鳴を上げながら、体を弓なりに仰け反らせるピンクターボ=森川はるな。
 マスクを剥がされ、触手で四肢を縛られた彼女に、怪物達は電流を流し、反応を楽しんでいた。
「よし、止めろ!」
 怪物の声と共に電流が止まり、弓なりになっていたはるなの体が元に戻った。その顔には大量の汗が噴出し、半開きになった口からは
 涎と荒い息が漏れている。
「ひぃぃぃぃぃぃぃっ!」
 10秒ほどの間を置いて、再びはるなの全身を電流が走り抜けた。弓なりにのけぞり、絶叫を上げるはるな。全身がバラバラになって
 しまいそうな衝撃と激痛に、脳裏が真っ白になる。
「よぉし、止めろ!」
「かっ、はぁっ。あぐ……うぅ…はぁ、はぁ、はぁ…」
 強化スーツに包まれた全身から汗が噴出す。時折痙攣するように身体を震わせながら、はるなは必死に呼吸を整える。
「ぎゃっ、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 三度電流が流され、はるなが壮絶な悲鳴をあげる。
「いやぁぁぁぁぁっ! もうやめてぇぇぇぇぇっ!」
 背骨が折れるのではと錯覚するほどに体を仰け反らせ、ブルブルと全身を痙攣させながら、はるなは悲鳴を上げつづけた。
「ストップだ! ついでに降ろしてやれ!」
「ひぎ…っ。ひぃ、いぁ、あ、あぐぅ……っ」
 電流が止まると同時に拘束から開放され、はるなの体が冷たい床の上に落ちる。半分失神してしまっているのか、うつろな視線を宙に
 さまよわせるはるな。怪物達は下卑た笑みを浮かべながら、彼女の周りを取り囲んだ。


「ククク…計画は順調のようですね」 
 建物の最深部。シンプルながらも気品ある装飾が施された部屋。その壁一面に設置された無数のモニターを見ながら、静かに呟く怪紳士。 
 彼が見つめる無数のモニターには、捕らえられたヒロイン達1人1人の原状が映し出されており、全員が無残な姿を晒していた。
「拷問も一区切りついて、陵辱が始まりましたか…いやはや、可哀想に」  
 これ以上無いほどの邪悪な笑みを浮かべながら、心にも無い言葉を口ずさむ怪紳士。その言葉どおり、拷問を受けていたヒロインは全員、
 激しい陵辱を受け始めていた。
 
 強化スーツを剥ぎ取られ、秘所やアナルに容赦なくペニスを挿入されるヒロイン達。
 悲鳴を上げる間もなく口にもペニスが捻じ込まれては精液を放たれ、飲み干す事を強要される。
 激しい拷問で傷ついた体も乱暴に扱われ、更に傷つけられていく。 

「しかし…殺さなければ何をしても良いとは命じましたが…凄まじいですねぇ」
 モニターに映し出される阿鼻叫喚の地獄絵図を楽しそうに見ながら、ワインを飲み干す怪紳士。そこへ―
「おや、新しい獲物が到着したようですね」
 新たに捕らえられたヒロインが移送された事を知らせるアラームが鳴り響いた。
「今度の獲物は9人…楽しめそうですね」
 怪紳士の呟きと共に映し出される新たな獲物達。ハートクイン、イエローフォー、チェンジフェニックス、ホワイトスワン、イエローレーサー、
 ギンガピンク、マジピンク、シンケンイエロー、シンケンピンク。
 彼女達にも地獄が訪れようとしていた…。


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