ヒロイン達が怪生物に襲われ、エネルギーを吸われていた頃、シンケンレッド(姫)は―
「連れてきましたね。では、そこのベッドに寝かせなさい。解っているとは思いますが、扱いは丁重に…ね」 
「ハッ!」 
  あの怪紳士のいる部屋へと運ばれ、そこに備え付けられたベッドに寝かせられていた。
「よろしい、あとは私がやりますので、下がって構いませんよ」
「わかりました! 失礼します!」
  怪紳士の声に従い、一礼して退室していく怪物。それを見送った怪紳士は―
「フフフ…こうして見ると可愛らしいものだ」
  そう言いながら、ベッドの上で眠るシンケンレッド(姫)に近づき、そっと手を触れようとする。次の瞬間―
「おっと、危ない危ない」
  軽口と共に5mほど後方へ飛び退く怪紳士。ベッドの上には意識を取り戻し、鋭い手刀を繰り出したシンケンレッド(姫)の
姿があった。
「貴様が黒幕のようだな…」
  ベッドから降りながら、鋭い視線と共に怪紳士へ詰問するシンケンレッド(姫)。
「ええ、私はカ・ズーと申します。以後お見知りおきをシンケンレッド…いや、志葉薫姫とお呼びするべきですか?」
  シンケンレッド(姫)の射抜くような視線を軽く受け流し、気取った動きで礼をするカ・ズー。
「貴様…一体何者だ!」
「何者…先程名乗ったと思いますが?」
「とぼけるな! 貴様、人の姿をしているが、人ではあるまい…だが、外道衆や妖怪、オルグ等とも違う…違うか?」
「フフフッ…この短時間でそこまで見抜くとは、実に聡明だ。さすがは志波家18代目当主。貴女の仰るとおりです。
私は、人間ではない…勿論、外道衆や妖怪、オルグ等でもないし宇宙人や異次元人の類でもない…。強いて言うならば…
邪神でしょうか」
「じゃ、邪神だと…」  
  カ・ズーの口から出た予想外の答えに、一瞬たじろぐシンケンレッド(姫)。カ・ズーはそれをあえて無視して言葉を紡ぐ。
「ええ、大神龍…ご存知ですね? 宇宙の秩序を守る為に生まれた存在。あれの同属とでも言えば、わかりやすいですか? 
もっとも…私が司るのは秩序ではなく、混沌ですが」
「そ、その邪神が…なぜ、このような真似をする!」
「あなた達は…勝ち過ぎたのですよ」
「勝ち…すぎた?」
「そう、光ある所必ず闇もある。正義が存在すれば悪もまた存在する。どちらか一方だけが存在する事はありえない。だが、
あなた達スーパー戦隊は敗北する事無く、悪を倒し続けた。それはこの世界のバランスを崩す行為に他ならない」
「そ、それは……」
「故に私はやって来たのです。光…正義や秩序の側に傾きすぎた世界のバランスを元に戻すためにね…」
「世界のバランスを元に戻したい…それならば、正面から我らに戦いを挑めば良い! それなのに一体…一体何の目的で、
皆をあんな目に!」
「愚問ですね。それは楽しいからに決まっているじゃありませんか」
「な…」
「スーパー戦隊の一翼を担うヒロイン達。彼女達は気高く、強く、そして美しい…そんな彼女達を汚し、壊してみたいと
思うのは当然でしょう」
「ふ…ふざけるな! 貴様の身勝手な快楽の為に、私達をこんな目にあわせたというのか! そんな事、絶対に
認めるわけにはいかない!」
「予想通りの模範解答ですね。ならば、私を倒してみますか?」 
  そう言うと、何も無い空間からシンケンマルとモウギュウバズーカを取り出し、シンケンレッド(姫)へ投げ渡すカ・ズー。
どちらも先の戦いで、シンケンレッド(姫)の手から失われた武器だ。
「私に勝てたら、あなた達全員を解放してあげましょう」
  そう言いながら、余裕綽々の態度で構えるカ・ズー。一方、シンケンレッド(姫)は―
「その言葉、覚えておくぞ…」
  モウギュウバズーカを一旦床に置き、シンケンマルを正眼に構え―
「志葉家18代目当主! 志葉薫! 参る!」
  カ・ズーへと斬りかかった!
「はぁぁぁっ!」
 気合と共に一足飛びでカ・ズーとの間合いを詰め、シンケンマルを振り下ろすシンケンレッド(姫)。
「フッ…」
 だが、カ・ズーはその斬撃を、無造作に突き出した左手の人差し指一本で受け止めてしまう。
「たぁぁぁっ!」
 その後、矢継ぎ早に繰り出される斬撃の数々を― 
「うん、迷いのない良い太刀筋です」
 指一本で防ぎ続けるカ・ズー。
「クッ…」
 自らの攻撃を指一本で防がれ続けた事に、少なからず衝撃を受けるシンケンレッド(姫)だが、動揺を心の奥底に
押さえ込みながら秘伝ディスクを回し―
「烈火大斬刀!」
 専用武器『烈火大斬刀』を装備。
「はぁぁぁぁぁ…」
 己に残されたありったけのモヂカラを刀身に込め―
「烈火大斬刀! 百火繚乱!!」
 必殺の『百火繚乱』を繰り出した。
「甘いですよ」
 だが、カ・ズーは岩をも溶かす炎に包まれた刃を無造作に受け止め、その一部をまるで砂糖菓子のように千切り取ると―
「防御が疎かになってますね」

  ドゴォ!

 攻撃に全神経を集中した結果、がら空きになったシンケンレッド(姫)の顔面に、掌底を叩き込んだ!

 ドガァン!

 次の瞬間、猛スピードで壁に叩きつけられ―
「ぐ、はぁ…」  
 頭から床に落下するシンケンレッド(姫)。同時にマスクが砕け散り、志葉薫の素顔が露になる。
「ふむ、流石は志葉家の姫。たいした威力だ」
 炎の刃を受け止めた事でわずかに裂傷と火傷を負った自らの右手を見ながら、薫へ近づいていくカ・ズー。すると―
「く、うぅ…」
 先ほど床に置いていたモウギュウバズーカを掴み、薫が立ち上がった。ふらつく足に力を込め、モウギュウバズーカを構えると―
「うわぁぁぁっ!」
 半ば悲鳴のような声をあげながら、モウギュウバズーカを連射する。組織の戦闘員程度なら数体纏めて吹き飛ばせるほどの
威力を持ったビームが次々とカ・ズーに迫る。
「フッ…」
 だが、そのビームは全てカ・ズーに命中する直前で、目には見えない障壁に阻まれ、霧散してしまう。
「来るな…来るな、来るな来るな来るなぁ!」
 攻撃が通用しない事は解っていながらも、モウギュウバズーカを撃ち続ける薫。その全身からは冷や汗が噴出し、両足は
ガクガクと震えている。
 絶対に勝てない相手に対峙した時の根源的な恐怖。志葉家の姫として、外道衆との長く苦しい戦いに身を置いているとは言え、
まだ10代前半の少女に耐えられる筈が無い。そして―

 カチッ! カチッ!
 
 ついにモウギュウバズーカがエネルギー切れを起こした。
「あ、あぁぁ…」 
 モウギュウバズーカを投げ捨て、後ずさる薫。だが、すぐに壁に逃げ道を塞がれてしまう。 
「さぁ、もうお仕舞いにしましょう」 
 徐々に迫るカ・ズーの手。
「あ、あぁ…あ…」
 恐怖に顔を引きつらせ、床にへたり込む薫。直後、股間部分の強化スーツに染みが広がっていく…。
「おやおや、恐怖のあまりお漏らしですか…」
 そう言いながらニヤリと邪悪な笑みを浮かべ、薫を抱きかかえ―
「や、やめろ…離せ…」
 弱々しい拒絶の言葉を聴きながら、薫をベッドへ運んでいくカ・ズー。 
「さぁ、ここからが本番です」
 小柄な彼女をベッドに投げ捨てると自らもベッドへ上がり―

 ビリッ! ビリビリビリッ!

 馬乗りになって、強化スーツを引き裂くと、露になった薫のまだ小ぶりな胸にむしゃぶりつき―。

 チュッチュッ! チュバチュバチュバ!
  
 音を立てて舐め回し始めた。
「う、ううっ、や、やめろ…」 
 体を必死によじり、必死に拒絶の意思を示す薫。だが、そんな事でカ・ズーの責めが終わるわけがない。 
 カ・ズーの舌が胸を這い回る度、気味悪い感触が電流のように薫の体全体へ伝わっていく。 
「やめろ…やめ、やめろ…や、めろ…」 
「残念ですが、これからが本番です」 
「そ、そんな…」 
 やがて、カ・ズーは右手で胸を揉みながら、左手を下の方へずらし、そのままスカートの中、いまだ強化スーツに
包まれたままの薫の股間を責め始めた。 
「っ! そ、そこは駄目…そこだけは…」 
「嘘をつくのはおやめなさい。本当はここを責めて欲しいんでしょう?」  
 邪悪な笑みを浮かべたまま、巧みな指使いで薫を責めるカ・ズー。やがて、薫の吐息に甘い響きが混じりだす。 
「フッ…口では拒絶しておきながら、体は快感を求め始めたようですね」
「ち、違う…わ、私は…んっ、か、快感を、んぁ、求めてなど…あぁっ」
「では、どうしてここからこのような音が漏れているのです?」
「そ…それは………」 
 カ・ズーの指摘に言葉を失う薫。事実、薫の股間はカ・ズーが軽く触れるだけでグチュグチュと淫らな音を立て始めていた。
「認めるのです、志葉薫。貴女は侍、そしてスーパー戦隊の一員である前に、女だということを…」
 そう言うと薫の股間から手を離し、自らのペニスを薫の前に突き出すカ・ズー。
「なっ…」
 そのあまりに規格外な大きさに言葉を失ってしまう薫。
「さぁ、舐めてください」
「な、舐める…だと…」 
「そうです、こんな風に!」
 直後、薫の頭を抑え、無理やりペニスを咥えさせるカ・ズー。 
「ん…うぐっ」 
「歯を立てたりしてはいけませんよ」 
 静かだが、決して反論を許さないカ・ズーの言葉と共にフェラを強要される薫。ペニスが口の中で動く度、涙が頬を伝っていく。 
「むぐっ、んぐっ、ぐぅっ!」  
「初めてにしてはなかなか上手ですよ。流石は志葉家のお姫様だ」  
 邪悪な笑みを浮かべ、言葉でも薫を辱めるカ・ズー。やがて― 
「んっ、んんんっ!」 
 薫の口内にカ・ズーの精液が注ぎ込まれた。 
「飲んでください。一滴もこぼさずに」 
 薫にはもはや、どうすることも出来なかった。ポロポロと涙を流しながらカ・ズーの精液を飲み干していく。 
「ボーッとしている暇はありませんよ」
 カ・ズーの暴虐は止まらない。

 ビリッ! ビリビリビリッ!

  薫の下半身を包む強化スーツをズタズタに引き裂き、薫の股間を露にすると―
「さぁ、処女にお別れを告げなさい!」
 射精したばかりとは思えないほど、ギンギンに勃起した自らのペニスを一気に挿入した! 
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 
 股間を貫かれる激痛に悲鳴を上げる薫。その接合部からは処女を失った証である破瓜の血が流れている。 
「フフフッ…素晴らしい、実に素晴らしいですよ。志葉薫。貴女を選んだ私の目に狂いはなかった」 
 カ・ズーの言葉に答える事も出来ず、ただ泣き続ける薫。そして― 
「さぁ、出しますよ!」 

 ドピュッ! ドピュルルルルルッ!

 カ・ズーは薫の膣内に己の欲望をぶちまけた。
「あっ! あぁぁぁぁぁっ!」 
  同時に体を大きく仰け反らせ、絶頂を迎えてしまう薫。だが、それでカ・ズーが満足する訳がない。
「さぁ、まだまだこれからが本番です」
  すでに2度射精しているにも拘らず、まったく衰えないペニスを再度挿入し、腰を振り始めるカ・ズー。


 そして2時間後。


「ふぅ…堪能させてもらいましたよ」
 あれから薫の膣内へ精を放つ事9回。ようやく満足し、ペニスを引き抜くカ・ズー。それと同時に、膣内に注がれ続けた
カ・ズーの精液が、ゴポゴポと音を立てて溢れ出す。
「………」
 光を失った目で、己の股間から漏れ出す精液を見つめる薫。処女を最悪の形で失い、犯され続けた彼女の心は深く傷ついていた。
「フフフッ…傷心の所、申し訳ありませんが…これを見てもらいましょうか」
 だが、カ・ズーはどこまでも残酷だった。半ば無理矢理に彼女の視線を壁に設置された無数のモニターへ向けさせる。直後―
「いや…いやぁぁぁぁぁっ!!」
 部屋中に響く薫の悲鳴。モニターには、無数の怪物達に犯され続ける仲間達の姿が映されていた。
「あ、あぁ…」
 真っ青になった顔を両手で覆い、必死に目を逸らそうとする薫だが、カ・ズーがそれを許さない。
「目を逸らしてはいけませんよ。貴女には最後まで見続けてもらいます」
 そう通告するカ・ズーの顔は、これ以上無いほどに楽しそうで、絶望に支配された薫とは反対に、どこまでも楽しそうだった。


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