どれくらいの月日が流れたのだろう・・ フーマの卑劣な罠にかかり捕らえられたアニーは 辺境の星に連れて来られ、そこで磔の状態で放置されていた。 昼夜なく太陽が照りつける灼熱の大地。 一滴の雨も降らず全身の水分が極限まで失われたアニーの姿は さながらミイラのように痩せ細っていた。 「・・シャ、イ、ダー・・・」 朦朧とする意識の中、枯れ果てた声でパートナーの名を呼び続けるアニー。 しかし彼女は知る由もなかった。銀河連邦警察はフーマによって壊滅し、 シャイダーもまたその激しい戦いのなかで無残な殉職を遂げていることを・・。 |