グキグキ!ランママ無惨!      
 
臨獣クレイン拳・ルーツの臨技(鼓動戻し)によって、ゲキレットは子供に、ゲキブルーは乳児にまで戻されてしまった。
ゲキイエロー・宇崎ランは子供になってしまったジャン達と一緒に、二人の(鼓動の珠)を廃工場でようやく発見した。
しかし、ゲキレンジャーの抹殺を誓い、再び姿を現したルーツが3人に襲い掛かって来た。
「今日こそ、キサマ等の苦痛と悲鳴をラスカに捧げ、その身体,バラバラに切裂いてやる!!」
ルーツは強敵だったが、ゲキレッドとゲキブルーが変身出来ない今、闘えるのはラン一人だけだった。
二人を隠れさせると、意を決してランはルーツの前に飛び出した
「そんな事させない!!滾れ、獣のチカラ!ビースト・オン!!」
イエローに輝くスーツが、しなやかに鍛え上げられたランの身体を覆い、マスクが装着された。
「オネストハート!ゲキイエロー!絶対に私が二人を元に戻してみせる!!」
ゲキイエローはゲキトンファーを取り出すと一本に接続させ、ロングバトンを流れる様な動きで構えを取った。
「貴様が最期か。よし、貴様は生きたまま、地獄に送ってやろう。生きている事を後悔させてやる!」
ルーツが両手の剣を構えたと同時に、ゲキイエローはロングバトンの素早い突きを炸裂させた。
しかし、音速を越える突きを、ルーツはいとも簡単に防ぎ切って行った。
「どうした?最速の拳とはその程度か?チーターならば、この位やってみせろ。ハアッ!!」
ルーツはロングバトンを一撃で弾き飛ばすと、ゲキイエローを一瞬で切り刻んだ。イエローに輝くスーツが火花を散し、
そのダメージは、拳士としては細身の身体を痛めつけた。
「えっ、きゃあ!うあぁぁぁぁぁぁ!」
ゲキイエローに倒れる事も許さず、ルーツは斬撃を繰り出し続けた。スクラッチ社の技術の結晶は装着者を守り続けたが、
遂に二刀流の斬撃の前に悲鳴を上げた。スーツが爆発を起こしながら無惨に切り裂かれていった。
(・・・・ジャン・・・レツ・・・早く・・・逃げて・・・・・・)
ズタズタに切り裂かれたゲキイエローは、うめく様に言うと意識を失った。
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気を失ったゲキイエローは、男の子の悲鳴で意識を取り戻した。
「うわああああ!・・ランママぁぁぁぁぁ・・・・」
痛みを堪え立ちあがったゲキイエローが目にした物は、その思考をストップさせる程の光景だった。
地面に残された小さなゲキレッドのスーツとマスク。風にユラユラと広がって行く、レツを包み込んでいた白いシーツ。
そして、2つの光り輝く(鼓動の珠)を手にゆっくりと立ち上がるルーツ。
「嘘・・・そんな・・・まさか・・・ジャンとレツが死ん・・・そんな・・・・うあぁぁぁぁぁ!!」
あまりの光景に、我を忘れたゲキイエローは叫び声を上げ、一直線にルーツに向って行った。
「クククッ・・・未熟なヤツめ。・・・タアッ!」
ルーツが両手の剣を一閃させると突然、マスクが爆発を起こすとゲキイエローは動きを止め、大地にガクッとヒザを折った。
ボロボロのマスクが二つに割れ、キズだらけのランの素顔が外気に晒された。光り輝いていたスーツは機能を低下させ、
あまりの出来事に消えてゆくランの激気に反応して、完全に輝きを失った。
「・・・う、ううっ・・・・ああっ・・・そんな・・・激獣拳が・・・正義が・・・・・負けた?・・・・・」
失神しそうになるのを必死に耐えていたランの髪を鷲掴みにし、ルーツは言った。
「クククッ・・・憐れだな、弱者とは。・・・そうそう、あの二人は死んではいない。今は、まだ、な。」
その言葉に、激痛に耐えていたゲキイエロ−は驚きの表情でルーツを見た。しかしルーツの言った言葉の意味が判らない。
二人の姿は何処にも見当らない。なのに、生きていると言うのだ。では、二人は何処へ?・・・・
「ちゃんとここに居るぞ。但し、こんな格好になってだがな。クククッ。」
ルーツはランを放すと両手をゆっくりと開いた。何か小さな生き物がモゾモゾと動いたが、それは愕くべき(モノ)だった。
「まさか・・・そんな事って・・・・・・ジャン・・レツ・・・そんな・・・」
小さな(ソレ)は、幼児を通り越し、胎児まで逆行させられたジャンとレツだったのだ。苦しげにうごめく(ソレ)を、
ルーツは指で摘んで、ゲキイエローに見せつけた。
「コイツ等はこんな姿では、放っておけば数分で死ぬ。だが、助ける手段が無い訳では無い。私に許しを乞うなら、助けてやろう。
簡単な事だろう?キサマの言う、仲間を思う心が本当に有れば、だが。」
その言葉にランは愕然とした。(正義)が(悪)に許しを乞うなど、激獣チーター拳使いのプライドに賭けても許されない。
だが人間、いや、どんな強大な生物でも母胎から離れた胎児は決して生きて行くは出来ない。
たとえ、それがどれほど強い(激気)を持った拳士だったとしても、所詮は産まれてさえいない身体でしかない。
この外気に曝されている瞬間ですら、今の二人には生死に関わる事なのだ。仲間を見殺しには出来ない。
「・・・・分ったわ。その代わり、二人を助けて。」
ゲキイエローは両手を着いてルーツに頭を下げた。拳士として最大の屈辱だったが、二人の命には代えられない。
「ククッ、良い覚悟だ。良いだろう、助けてやるとしよう。」
ルーツは跪いたゲキイエローの頭を蹴り上げた。短い悲鳴を上げて何が起きたか判らないまま宙を舞い、
背中から地面に叩きつけられ激痛に苦しむゲキイエロー。ルーツはその身体を踏みつけ、下腹部にスッ、と手を入れた。
「これから、コイツ等をキサマの身体に入れる。そう、オマエの子宮に埋め込むんだよ!大事な仲間達を孕むんだ。
良かったなぁ、オマエが女で。本当のママになれるぞ。ハハハハハッ!!」
ランは驚きと恐怖で声を出す事も出来なかった。良家に生まれ、これまで激獣拳一筋に生きて来たランには、
当然、男性との経験など無かった。未経験のまま、つまり処女のまま妊娠させられる。まだ若い女性のランにとって、
それはまさしく絶望と恐怖以外の何物でもなかった。
「いや・・・・いやぁ・・・やめて・・・・」
両手を抜かれた下腹部を押さえ、ランは弱々しい声を上げた。下腹部から感じた事の無い異物感が伝わって来る。
胎内で何かが蠢いている様な、異様な感覚がランの意識を包み込んで行く。
「・・・うっ?!・・うぐぐぐ・・・・うぎぎぎぎぃぃぃ!!・・・お、お腹がぁぁぁぁ!・・・お腹の中がぁぁぁ!!」
突然、ランは目を見開き、腹部に走る苦痛に歯を食い縛りながら悲鳴を上げた。まるで腹部が裂ける程の激痛が走り、
ゲキイエローの下腹部がゆっくり膨らんでいった。鍛え上げられ美しく引き締ったウエストは、妊婦のそれに姿を変え、
未経験の痛みに涙を流し、その口からは悲鳴と涎を垂れ流していた。
「どうだ?本当のママなった気分は?ゲキレッドとゲキブルーの二人のママだぞ。良かったなぁ、ゲキイエロー。」
しかし、ルーツの言葉など、激痛に悶えるゲキイエローの耳には、届いていなかった。
処女から臨月まで数分の間に、しかも処女のまま進行させられたゲキイエローの身体はパニックを起こしていた。
通常であれば、女性ホルモンの分泌等でゆっくりと妊娠の準備が行われる物が、短期間に、しかも爆発的に進んだ為、
皮膚の限界まで胸は肥大し、うっすらと母乳が出始めていた。腹部も皮膚の限界まで伸びきり、破裂寸前だった。
二人の胎児と(鼓動の珠)を入れられた子宮内では、既にジャンとレツは新生児に成長しつつあったのだ。
「ぎゃああああああ!!さ、裂けるぅ、お腹、裂けちゃうぅぅぅぅ!!うあぁぁぁぁぁ・・・・・・・!」
既に異常なまでに膨らんだ腹部を押さえながら、ゲキイエローは白目を剥き、口からはだらしなく泡を吹き始めた。
処女のランでは、出産の為の骨格なっていない為に、ジャンとレツを産み落す事が出来ないのだ。
「クククッ。まだ(オンナ)の身体にもなっていないキサマでは、出産など出来まい。胎の中の仲間に殺されるが良い!」
身体を仰け反らせ、両足をカエルの様に無様にバタつかせながら、ゲキイエローは苦しみ悶えながらうめき続けた。
「ぐあぁぁぁぁ・・・・ジャンんんん・・・・・レツぅぅぅぅ・・・・御願ぃぃぃ・・・早くぅぅぅ・・・産まれてぇぇぇ・・・・」
ボロボロのスーツの下で母乳を垂れ流し、全身を痙攣させながら失神したゲキイエローは、無様に股間を開いたまま
自らの流した尿と羊水で溺れていた。
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囚われ、臨獣殿に連行されたゲキイエローは不気味に膨れ上がった腹部のまま、リンシー達の墓場に磔にされていた。
「クククッ・・・・ゲキイエロー、オレとラスカからのプレゼントだ。存分に楽しんでくれ。」
うなだれたゲキイエローの腹部に、ルーツは少年のジャンから奪い取った(鼓動の珠)をゆっくりと埋め込んだ。
ゲキイエローの腹部が更に膨れてゆく。皮膚が裂け、破れたスーツから血が流れ出し、リンシーの墓に染み込んで行く。
「ギャアァァァァァ!!ジヌッゥゥゥ!ダズゲ・・・・グゲェェェ・・・グボボボボボ・・・・」
ゲキイエローの腹部はに風船の様に異常に膨らみ、5歳児ほどに大きくなったジャンとレツはランの子宮を破裂させ、
恥骨や肋骨を砕いて内臓を押し潰しながら、さらに成長していった。
ゲキイエローは口から内臓を噴き出しながら磔台で苦痛にのたうち、絶望に沈んで行く。こぼれ落ちてゆく肉片は、
リンシー達を次々と甦らせ、ランの(絶望)を得てチカラを漲らせて、その数を増やしていった。
やがてゲキイエローの腹部は内側から破裂し、窒息して死産となったジャンとレツが音と立てて落ちていった。
惨劇を眺めながら、笑みを浮べてゆっくりとメレが現れた。カメレオンの様に保護色で隠れていた様だ。
「あら、格下ーズ、面白い格好になってるじゃない。いい気味だわ。」
「おや?今頃何の用かな、メ・レ・ど・の?我々の邪魔をしたので、メレ殿には悪いが(私が)仕留めさせて貰った。」
メレはルーツの嫌味に急に不機嫌な表情でゲキイエローを睨みつけながら、その姿を(獣人態)に変えた。
「コイツに私からのプレゼントを渡しに来たのよ!」
メレは長い針の様な舌を伸ばすと、ゲキイエローの心臓に突き刺した。すると、今まで死体寸前だったゲキイエローが、
再びケモノの様な悲鳴を上げ、もがき苦しみ始めた。その衝撃でゲキイエローの下半身は千切れ落ちてしまったが、
今度は力尽きる事無く、上半身だけになったまま、激痛にのたうち回っていた。
メレの臨技、(無限烈破)。相手の血と細胞を燃やし、力を何倍にも高める技だった。普通ならばその命と引換えに、
凄まじいパワーを手に入れる事が出来た。だが、今のゲキイエローには死に至る時間を長引かせるだけだった。
ゲキイエローは腹部から下を失い、無惨な姿に成り果てても、まだ生きていた。いや、死ぬ事が出来なかった。
マスクを失い、素顔を晒し、スーツの裾を血塗れにしながら、ランは悲鳴を上げ続けた。
「痛いぃぃぃ!お、お願いぃぃぃぃ!殺して!殺してぇぇぇぇぇ!!」
ココロの砕け散った(オネストハート)ゲキイエローは必死に敵に許しを乞い続けた。
それは、(宇崎 ラン)の身体が燃え尽きるまで、臨獣殿に響き渡った・・・・・
 


                        END
 
 
 
 
 
 





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