「第46話 ラゴーンの逆襲 はるな無惨」

U.後編

すでに、はるなとターボスーツのダメージは限界をはるかに越えていた。
みんなの力を合わせてようやく変身したスーツを装着している、というはるなの
気力だけがピンクターボの変身を維持させていたのだ。
そしてターボレンジャーの命ともいえるそのターボスーツが、容赦ない責めにより
はるなの肉体ごと破壊し尽くされてゆく・・・

ヒトツメボーマは背後から肩と手首を掴んで、ピンクターボの右腕をひねり上げた。
怪力で腕を背中方向にねじ曲げられた肩の関節がミシミシと悲鳴をあげる!
「くっ・・・あうっ!!」
さらに肩を掴んだ手にも力を込めて爪を突き立てると、その指先はピンクターボの
スーツを貫いてずぶずぶと肩に突き刺さっていく!
スーツの内側ではるなの肩に深く食い込んだ爪は、そのしなやかな筋肉をズタズタに
しながら無茶苦茶に肩を揉みしだく!
「ぎゃああああアアアアァァッ――――!!うわあああああああアアアアアァァッ
――――!!!」
傷口からあふれ出る血が水を弾くスーツの表面を流れ、白とピンクの鮮やかな
ストライプを汚す。
骨と肉の二重に加えられる残酷な責め苦に、ピンクターボの絶叫が響きわたった。

徹底的に肩を破壊され、悶絶するピンクターボ。
その片膝付いた右足のふくらはぎを、ヒトツメボーマはおもむろに踏み潰す!
バキャアアアァァッ――!!
腕の痛みで完全に無防備になっていた足は、一撃で骨ごと砕かれてしまった。
「はああああッ――!!・・・・うううぅ・・・そ、そんな・・・あ、足がああ
あぁ・・・・・」
さらに至近距離でのレーザーが、右足をブーツからふくらはぎ・太腿・ヒップを
守るスカートまで焼き尽くしていく。
バシュ!バシュ!バシュ!バシュ!バシュ!ババババシュッ!
「はうっ!あ、熱いっ――!きゃああああああアアアアァァッ――――――!!
!」
砕かれ焼かれた足をさらに踏みにじられて、ピンクターボはあられもない叫び声を上げた。
関節を外され筋肉を引き千切られて、だらりと下がった右腕。
痛む肩を押さえる左手の白いグローブを、あふれる鮮血が染めてゆく。
「ううう・・・はあ、はあ、はあ・・・・・」
ヒトツメボーマはピンクターボを抱え上げると、体を反転させて自分と向かい合わせにした。
脇の下から腕を通すと、ピンクターボの体の柔らかな感触を楽しみながら背中に回した
手を組み合わる。
そして、その体を強烈なベアハッグで締め上げた!
「ぐはああああああああアアアアァァッ――!・・・く、苦しいイィッ――!
うああああああっ!!」
折れてしまいそうに華奢なボディが、さらに細く絞り上げられていく。
鮮やかなピンクのスーツにも深いシワが何本も刻まれ、背骨が悲鳴を上げる!
自由のきく左手で、必死でヒトツメボーマを殴りつけるピンクターボ。
だが女子高生のか弱い力でのそれは、抵抗と呼べるようなものではなかった。
「くっ!・・はなせ!はなせっ―――!!い、息が・・息ができない・・・かはっ・・・」

ヒトツメボーマは締め上げながら、目の前にその谷間を強調するピンクターボの胸元に
レーザーを放った!
バババババシュ!!バシュ!!バシュ!!バシュ!!バシュ!!バシュ!!
「ぎゃああああああアアアアァァッ――――!!うわああああああアアアアァァッ
――――!!」
外しようのない距離で発射されたレーザーは、狙い違わずピンクターボの胸元に
全て突き刺さる!
超至近距離からの高出力レーザーがピンクと白のストライプに輝くターボスーツを溶かし、
白いインナーまで焼き尽くしていく。
「はあああアアアァッ!!あ、熱いッ――!!い、いやあアアアアアァッ――!!」
まだ成長途中ではあるが豊かなバストが、その谷間を徹底的に焼かれてゆく。
「ああああああああアアアアアァァッ――――!!いやああああアアァッ!!やめて
ええええぇっ――――!!!」
はるなはその大きく見開いた瞳から涙を流しながら、ただ絶叫するしかなかった。

「ウーラー兵!日頃の恨み、存分に晴らすがいい!」
その場に崩れ落ちるピンクターボに、ウーラー兵が殺到する。
足を砕かれて逃げることもできないピンクターボを、雑兵たちの足が踏みにじる!
「きゃああああああアアアアァァッ――――!!・・・・アアアアアァッ――!!
・・・いやああッ!!」
血に染まった動かない右手、砕かれた上に焼かれた瀕死の右足、さらには無傷な
左足までも存分に踏み潰されてゆく!
体にフィットしたスーツの女性的なボディラインには、いたる所にウーラー兵の
足が食い込でいった。
艶やかなピンクの輝きは無数の足跡で汚され、踏み付ける足の輪郭がしわを刻んでゆく。
あまりの屈辱に、歯を食いしばったはるなの目から悔し涙が流れ落ちる。
さらに徹底的に痛めつけられた胸を、それを覆い隠そうとする左手ごと容赦なく
踏みにじられて、はるなは悶絶した。
「うわああああああアアアアァァッッ――――――!!!がああああアアァッ―
―――!!いや・・イヤアアアァァァ―――――!!!」

無様な姿でのたうち回るピンクターボを、ウーラー兵が無理矢理引き起こす。
「・・はあ、はあ、はあ・・・くっ、ううううぅ・・・あうっ!」
両脇をウーラー兵にかかえられて、十字架に磔にされたピンクターボ。
そのボロボロの肉体とスーツを、さらにヒトツメボーマの拳が叩きのめす!
ドゴオオオオオオォォォッ――!!
強烈な一撃はスーツの上から、何度汚されながらもピンクの輝きを失わない強化繊維を
巻き込んで下腹部深くめり込んだ!
「げふうッ!ぐはああああああッ――!!」
無抵抗なピンクターボに、その剛拳が際限なく叩き込まれてゆく!
ドゴッ!ドガッ!ボゴォッ!!・・・
「・・があああっ!・・・・ぐあああッ――!!・・・はあ、はあ・・・あああ
あアアアァッ―――・・・」
その唇からは逆流した胃液が溢れ、悲鳴も徐々に弱々しくなっていく。

「ヒトツメボーマ、見せしめに晒し者にしておやり!」
ピンクターボの左胸に付いているエンブレムを引き千切り、投げ捨てるヒトツメボーマ。
そしてピンクターボの女性らしく曲線的な、美しいボディラインを象徴する両胸の
ふくらみを鷲掴みにした!
「なっ!・・・きゃああああああアアアァァァッ―――――!!!」
焼かれた谷間の部分以外はスーツに守られた胸の双丘だったが、ヒトツメボーマの
指はその肌触りを楽しむようにスーツの上から握りしめる。
だが、それは愛撫といえるようななまやさしいものではものではなかった。
力を込めた鋭い爪はスーツを易々と貫いてそのふくらみに食い込み、成長途中の
若い果実を握りつぶしてゆく!
「うあああアアァァッッ――――!!・・・・ぐはああッ!!!・・・ひいいい
イイィィッッ!!」
柔肉の中に深々と沈み込んだヒトツメボーマの指がそのふくらみを強く揉みしだくたび、
はるなは獣のような絶叫をあげた。
「うぎゃあああアアアアァァァッッ!・・・やめて、やめてええええぇぇっ!!
・・・助けて、みんなああああアアアァァッ――――!!!」
助けを求める悲痛なその声に、パワーを失いウーラー兵たちに叩きのめされた力や
大地たちが応えることはなかった・・・

好き放題にバストをいたぶられ、その悲鳴が枯れるまで徹底的に搾り尽くされた
ピンクターボ・・・
はるなは「ピンクターボとしての最期」を迎えようとしていた。

ヒトツメボーマはターボスーツの胸の谷間に手をかけ、ボロボロになったスーツの
破れ目に手をかけると一気に引き裂いた!
ビリビリビリビリイイィッ―――!!
スーツの裂け目が首元からベルトのバックルまで、縦に伸びて広がってゆく。
さらにそのスーツを左右に開いてはだけさせるように破ってゆくと、白いインナー
スーツに包まれただけのその上半身が惨めに晒された。
くっきりボディラインを浮かび上がらせる姿に、はるなが顔を紅潮させる。
そしてそのインナーも、胸元から無造作に引き剥かれてゆく!
「あああ、お願い・・・・・や、やめて・・・・やめて、いやあああああアアア
アァァッ――――・・・」
ビリビリビリィ――!!
はるなの哀願も空しく、無惨に握りつぶされた傷だらけのふくらみが露わにされた。

「はっはっは、なかなかいい格好になったじゃない!」
嘲笑うジャーミンが、ピンクターボのブーツとグローブを片側だけ脱がせて投げ捨てる。
さらにターボスーツのミニスカートを引き千切り、その光の鞭で思う存分打ちすえて
下半身のスーツもズタズタにされてゆく。
「ああああアアッ!・・・もう、やめてぇ・・・これ以上、スーツを壊さないで
えええぇ・・・・」
スーツだけでなくはるなの心をもボロボロにしてゆく責めは、いつ果てるとも知れずに続く。
泣き叫ぶはるなの悲鳴を、ジャーミンの高笑いが掻き消していった。

V.エピローグ

そしてピンクターボはターボレンジャー敗北の象徴として、はるなたちの高校の
グランドに飾られた。
十字架に架けられたまま全校生徒の前に晒し者にされる、ピンクに輝くスーツの
残骸を身にまとったはるな。
足元には、引き裂かれたマスクやピンク色のスーツの切れ端が転がる。
「・・ひっく、うううぅ・・・・いや、やめて・・・見ないで、ううぅ・・・・
ひっく、いっく、うううううぅ・・・」
ざわめくクラスメイトたちを前にはるなは、ただ泣きじゃくりながら嗚咽するしかなかった。



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