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(上空を浮遊する暴魔城)
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
(暴魔城の中)
ラゴーン「どいつもこいつもターボレンジャーにいいようにやられおって!!」
(暴魔大帝ラゴーンはこれまで送り出した暴魔獣が次々とターボレンジャーにやられる
のに業を煮やして苛立っていた。)
ズルテン「ありゃりゃりゃ、、ラゴーン様、、どうか怒りをお鎮め下さい!」
ジャーミン「次こそはターボレンジャーめを、必ず!」
ラゴーン「暴魔獣だ!最強の暴魔獣を作るのだ!最強の暴魔獣こそターボレンジャーを倒す。」
レーダー「しかし、、残りの暴魔獣の数は底を尽いてきております。力あるものはほぼ
壊滅しております。」
ラゴーン「新たに暴魔獣を産み出すのだ!最強の暴魔獣を!!」
ジャーミン「しかし、、新たに暴魔獣を産み出すエネルギーが我々にはもう、、!」
ラゴーン「言い訳は聞かぬ!!!」
ジャーミン「く、、」
レーダー「暴魔獣を産み出すのは容易ではない。」
ジャーミン「新たに産み出したところで最強の暴魔獣など産み出せるはずがない、、」
(ジンバが策を思いつく)
ジンバ「古より伝わる言い伝えだが、人間の身体を使うのはどうだ!」
ジャーミン「人間?」
ジンバ「我々純系の暴魔百族以外にも人間と暴魔との間に生を受けた暴魔もいると聞いたことがある。」
レーダー「何?」
ジャーミン「!流れ暴魔ヤミマル!!キリカ!そう言えば奴らも!」
ジンバ「そうだ、、、。」
レーダー「かのジャシン暴魔も確か、暴魔百族と人間の姫との間に生を受けたと聞いている。」
ジンバ「しかも、人間との間に産まれた暴魔は百年に一度、最強の力と邪悪さを兼ね備えた
究極の暴魔になることがあると聞く。」
ラゴーン「ふむ。面白い。」
ズルテン「でゅっふっふ、それなら人間の女を片っ端からさらってくればいいってんだな!」
ジンバ「そう簡単にはいかぬ。暴魔の子を腹に宿せるのは、強靭な母体が必要なのだ。」
ズルテン「!」
ジンバ「ジャシン暴魔を産んだ姫は武士の家系で、体力、知力、精神力、忍耐力全てを兼ね備えた
母体だ、、。半端な母体では、暴魔の子を宿しただけでその母体は食い殺されてしまうだろう。」
ジャーミン「体力、知力、あらゆる面で完璧な母体、、それを兼ね備えた女、それを見つける
のだな!」
ズルテン「がってんだ!最強の母体の女をこの手でさらってくるぜ!!」
ジンバ「それしかあるまい!!」
ラゴーン「よし、行け!!ジンバ!!ジャーミン!ズルテン!レーダー!!最強の母体を
ここへ連れてくるのだ!」
ズルテン・ジンバ・ジャーミン・レーダー「はいっ!」
                 −続く−
 

                               
 

 
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