「大丈夫ですか、先生?」 「ああ・・・だけど今日はすまなかったな。あたしのせいであやうく・・・」 「いえ、そんな・・・」 「でも暁子、ホントに名演技だったな」 「え?」 「お前・・・ポルノ女優も顔負けの迫真の演技・・・」 「チ、チョット!?先生!?」 死臭漂う戦場に場違いな2人の談笑。 それは沈鬱な空気を何とかしようという精一杯の虚勢だったのかもしれない。 戻る